この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
契約的束縛・誘惑なる秘密
第16章 香港ー前途多難
『・・・頂点、盟主・・・
お前がCross selsの親玉だと誰が思うってんだ、穏やかな優男これに大概は騙される』
「騙しているつもりはありません、私は元々こうですので、回りが勝手に判断するだけの事‥
‥‥盟主である私が直接周防一尊と会う、これが一番筋が通っていると思います、今更隠し立てしても無駄でしょう、でしたら積極的に使うまでです」
『確かに下手な連中より筋は通るが、かなり偏屈だぞ周防は‥
こんな商売だ偏屈が多いのは当たり前、ついでに昔気質で礼儀を重んじ忠節を重んじる、昔の任侠道ってやつだ』
「‥‥‥日本映画でも見て参考にします‥‥‥」
多少は暴力団と言われる組事務所に出入りはしていたが、昔気質のと言われると‥
昼間も考えましたが、幾ら私でもそれは無理があるでしょう、本当に日本映画でも見ますか?
『あれを参考にされてもな‥‥
全てが嘘では無いが、かなり作ってある部分が多い‥‥
全く、日本に来たら俺の組に来い、助けて貰った分は返してやる、それが筋だからな』
「分かりました、行けても半月から1ヶ月は掛かります、それでも?」
『何時でも構わん、元上杉組の連中も多いんだ、顔は分かってる』
「なるほと、では日本に行った後に改めて連絡を‥‥では」
一応何とかなりましたか‥
それにしても任侠道とは面倒ですね、あまり人の事を言えた立場ではありませんが。