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第3章 望月部長の秘密
望月部長と一緒にいると楽しい。
毎週木曜の夜はセックスを終えてお風呂に
一緒に入る。
最初は別々に入ってたけど
部長が入ってるときにわざと後から
私が入ったんだ。
そこから入るのが日課になった。
「ライターっと…」
望月部長が着ていたスーツのポケットから
ライターを出した時に
手帳と古い写真が出ていた。
「息子さんですか?」
「いや、俺の写真。おかしいだろ?」
「…疑問は出てきますね。」
「母は俺が高校の時
親父と俺を置いて出ていったんだ。
家に残った写真もこれ1枚だけ。」
「親を恨んでませんか?」
「親父が昔の頑固親父そのものだったからね。
おふくろと親父も喧嘩が絶えなかったし。
俺と親父が喧嘩した時、
親父を背負い投げ出来た以降、親父は
丸くなったよ。去年あっけなく死んだよ。」
そう語る部長はどこか寂しげな背中をしていた。
「そうだったんですか。…」
架純はかける言葉を失った。
毎週木曜の夜はセックスを終えてお風呂に
一緒に入る。
最初は別々に入ってたけど
部長が入ってるときにわざと後から
私が入ったんだ。
そこから入るのが日課になった。
「ライターっと…」
望月部長が着ていたスーツのポケットから
ライターを出した時に
手帳と古い写真が出ていた。
「息子さんですか?」
「いや、俺の写真。おかしいだろ?」
「…疑問は出てきますね。」
「母は俺が高校の時
親父と俺を置いて出ていったんだ。
家に残った写真もこれ1枚だけ。」
「親を恨んでませんか?」
「親父が昔の頑固親父そのものだったからね。
おふくろと親父も喧嘩が絶えなかったし。
俺と親父が喧嘩した時、
親父を背負い投げ出来た以降、親父は
丸くなったよ。去年あっけなく死んだよ。」
そう語る部長はどこか寂しげな背中をしていた。
「そうだったんですか。…」
架純はかける言葉を失った。