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お前がすきでたまらない
第3章 彼女
「・・・母は・・・
 私が憎くてたまりませんでした・・・
 物心ついた時には私は母に暴力を受けていたから・・・」

俺は息を呑んだ

「・・・憎かった・・・のでしょうね・・・
 幼い私は理由が判らなく、いつも母親の顔色ばかりを伺って過ごしましたから・・・」

「どうにか母親に好かれたく私は必死でした」


「ママ!これ!作ったの!」
庭の花で作った髪飾りを母に持って行っては母の喜ぶ顔が見たくて一生懸命でした

「上手に出来たね」

そう言って喜んでくれるかと・・・
褒めてもらえるかなと・・・


「・・・思って・・・
 いつも、いつも子供ながらに・・・
 ・・・母に好かれたかったんです・・・」
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