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お前がすきでたまらない
第18章 このはの恋模様
「本か!!」
「このはらしいな!!!」
「じゃあ、帰りに本も買って帰ろう」


「やだ!!」
「そんな!!買って欲しいとか・・・そんなんじゃ・・・」
催促してるみたいだったかな?


「しばらくは学校も休んでていいんだし、家に一人は退屈だろ?」
「いいんだよ」
「それに、このはの好きな物が知れて良かった」

もう・・・
もう・・・
啓介さんの優しさにさっきまでのモヤモヤがどこかへ行ってしまいそう・・・



でも・・・
でも・・・
恋を知った私はどうしちゃったのかな?
モヤモヤがどうしても気になって・・・
どうしても、聞かずにはいられなくて・・・


「あ!あ!!あ!!あの!!!」
「け、け、け、啓介さん!!!」
頑張れ!!
私!!!



「どうした?」


「こ、こ、こ、ここへは・・・お、お一人ですか?」
変な日本語になっちゃった!!
どうしよう・・・
彼女さんと来てた事聞きたかったのに・・・



すると啓介さんは少し微笑みながら


「はい」
「いつも、お一人でここに来るんですよ」
と・・・


「ここへ連れてきたのは・・・」
「このはが初めてだよ」
と・・・




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