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お前がすきでたまらない
第22章 ユキ
「ピンポーン」

マジで早くないか?

チッ
心の中で舌打ちしながら玄関へと向かった


「はい」

「なんでチェーンかけてんの?」

「いや、変な人だったらいけないし」

「私に決まってるじゃない」
「さっき電話したでしょ?」

「家には居ないって言ったハズだけど?」

「でも居るじゃない」

「居るけど、一人とは言ってない」

「彼女が一緒なの?」

そう言うのが一番いいだろう

「そうだけど?」

だから帰ってくれ


「尚更、私に紹介しなさいよ」
「それとも私に紹介出来ないの?」

「なんで紹介しなきゃならないんだよ」

「姉として見たいからよ」
「とにかく開けなさいよ」

ほんとしつこい

「何か用があったんだろ?」
「話なら外で聞くから」


「わかったわ・・・」


ホッとして外に出て行こうとドアを閉めた


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