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第3章 彼女

「・・・それからです・・・
　母は私と父の事を知っていた母の暴力はこれまでより酷くなりました」

俺は・・・

情けなかった

今までにも酷かった事件はあったのに彼女の身に起こった全てがまるで一番の罪だと思ってしまっていたのだ・・・



何故俺の胸の鼓動はこんなにも怒りで震えてしまっているのか・・・

何故彼女が殺される程の罪を犯したのか・・・



・・・

そう

個人的な

感情が

俺を支配していた








守ってやりたい




・・・と