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第5章 決断

「・・・施設には、入りたくないと・・・
　言っているんだよ」



・・・

俺は黙って聞いていた

何故なら
こんな事件のあった被害者達は恐怖のあまり他人を信じれなくなるからだ

家族にさえも裏切られて、他人など信じれるはずもないからだ

今回に限らず今までだって居たんだ



中には大勢の人がいる方が良いという被害者もいるが・・・

それは狭い部屋の中で何をされていたのかは思い出したくもない