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第27章 いとし、いとしと、言う心

とまどいながらも啓介さんの舌をそっと撫でた



「け、けいすけさ・・・」

「・・・ん」

啓介さんの名前を呼ぶのにキスで塞がれる

その強引さが嬉しかった

夢じゃないと啓介さんの熱が教えてくれる



「・・・んんん・・・」
「・・・はぁっ・・・」

吐息が漏れる

啓介さんの情熱的なキスに頭がクラクラする
何も考えられない



「・・・このは・・・」


啓介さんの私を呼ぶ声が

優しくて・・・
優しくて・・・


「・・・んんっ・・・」
「・・・けいすけさ・・・」
「・・・はぁっっ・・・」

私も名前を呼ぶのに上手く言えない