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お前がすきでたまらない
第31章 恋の病の処方箋
夢じゃないと確認したくて左手の薬指をじっと見つめる

少し大きくて外れてしまわない様にギュッと握った


「ごめん・・・」
「指輪・・・やっぱりちょっと大きかったかな?」
「指輪なんて買うの初めてで・・・」
「本当はさ、ちゃんとこっそりサイズはかって買うつもりだったんだ」

「・・・だけど・・・」
「どうしても言いたくて・・・」
「プロポーズの言葉も色々、考えてたんだけど・・・」
「緊張して・・・」
「あんまり、上手く言えなかったな!!」


照れる啓介さんの顔が愛しくて・・・
だから夕飯の時は様子が変だったのかな?なんて・・・
もしかしてプロポーズの言葉を考えてくれていたのかな?
なんて・・・自惚れてしまいそう


私よりもずっと大人で・・・
恋愛もきっといっぱいしてきたんだろうな・・・
なのに緊張したりだとか・・・
そんな啓介さんの・・・
少し不器用な所も・・・


愛しくて愛しくて・・・
たまらなくて・・・


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