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お前がすきでたまらない
第35章 ロマンティック作戦
俺は車で急いで『アレ』を取りに向かった
そしてその足で信の実家へ向かう


懐かしいドアを開けると

「いらっしゃ・・・」
「啓介くん!!」

俺を見て笑顔の信の母親が迎えてくれた

「忙しい時間に来てごめん」

「いいのよ~」
「啓介くんならいつでも大歓迎よ!!」

仕事帰りに何度か打ち合わせをしに寄っていたんだ

「これ置いていっていい?」

「ああ!!」
「『アレ』ね!!」
「間に合って良かったわね!!」

「おばさん・・・」
「何度も言うけど・・・」
「急にこんな事頼んで・・・」

「もう!!」
「そんな事言わないでっていったでしょう?」
「啓介くんの大事な記念日にお祝い出来てとても光栄だわ」

「そう言ってもらえると嬉しいよ」

「啓介くんには感謝してるもの」
「信が進学校へ行けたのも、警察官になれたのも・・・」
「啓介くんのお陰だし!!」
「それに啓介くんは私のかわいい息子ですもの~~」
「イケメンが見れておばさんキュンキュンしちゃう~~」

冗談を言うおばさん
キュンキュンして頂けて何よりだ


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