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第35章 ロマンティック作戦

「なんだ」
「啓介くんとスミレさんだったのか」

ニコニコと笑う信の父親

「立ち話もなんだしお茶でも入れよう」
「丁度、一段落着いた所だよ」

「「すいません」」

お袋と席に座った


「それにしても・・・」
「まだ信じられないわ～～」

エプロンを外した信の母親も席に座る

「ねぇ？」

お袋が相槌をうつ


「信から聞いた時は本当に、本当にびっくりしたわよ」
「仕事を辞めて・・・」
「結婚するって・・・」
「・・・でも」
「啓介くんの決めた事だもの！！」
「きっと上手くいくわよ！！」


「すごくかわいらしい子よ」


「そうでしょうね！！」
「やだ～～」
「啓介くんファンの私」
「ヤキモチ妬いちゃうかも～～」

まさかお袋が登場するとは思ってもみなかった
この女性空間に俺はまたまた居心地が悪かった