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第38章 ｈｏｎｅｙｍｏｏｎ

「・・・啓介さん」

このはが浴衣に着替えて出てくる


「・・・嫌いに」
「・・・なりましたか？」

泣きそうに俯くこのは


「え？」

俺は信じられなくてこのはに聞いた？
このはを嫌うだなんて・・・
ありえなかったから


「・・・だって」
「・・・だって・・・」
「あんなに恥ずかしい事を言ってしまって・・・」

真っ赤になって小さくなってる


「・・・このは」
「俺の方が・・・」
「恥ずかしい事いっぱい考えてるって・・・」
「知ってた？」

「え？」

このはが少し顔をあげた


「・・・いつも」
「・・・いつだって・・・」
「このはを抱きしめたい」

「キスしたい」
「もちろん、その先も・・・」

「タオル姿に欲情した」
「色っぽくて・・・」

「星空を見るって言ってたのに・・・」
「このはしか見れなかった」

「こんな俺を・・・」
「嫌いになる？」


このはは首を振る


「・・・大好きです」

と・・・