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お前がすきでたまらない
第11章 新婚ごっこ0(回想)
「朝ですよ!!啓介さん!!」


可愛い妖精の囀りが俺の耳に聞こえた

ぼーっとした頭で
「そうか」
と起きて時間を確認すると6時だった(笑)


うん
確かに朝だな
本音言うと、もう少し寝てたかった(笑)



起きるとおにぎりが並んでて・・・
美味そうだ


ご飯炊くにも時間かかるだろうに・・・


「何時に起きたんだ?」
俺が聞くと

「5時前かな?おにぎり出来立て召し上がってほしくて・・・」

「炊き立て・・・熱くなかったか?火傷しなかったか?」

「全然!!大丈夫です!!お口に合えばいのですが・・・」
キラキラした妖精が恥ずかしそうに俯く


俺は口に入れ
「ん!!美味いな!!出来立ては格別だ!!こんなおにぎり食った事ねぇわ!!」
と、言うと

「良かった・・・」
と、顔を真っ赤にして俯いた



かわいいな・・・
一生懸命、俺の為にしてくれる

塩も無いからただのご飯のかたまりだけど(笑)

彼女が俺の為に、作ってくれたと思うだけでどんなフレンチよりも美味かった





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