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冷血な獣
第11章 本心

翌日目を覚ますと、ベッドの上だった。昨晩鷺沼さんが運んでくれたんだろうか……。そんな事を考えていると、部屋の中へ誰かが入ってきた。



「目が覚めましたか?」

「……鷺沼さんっ……」

「どうかしました?」


鷺沼さんを見て顔を真っ赤に染める私を、鷺沼さんは不思議そうに見る。

昨晩あんなことがあったのに、何とも思ってないの?意識してるのは私だけ……?


「朝食の前に、バスルームを案内しますね」

「……はい」

「よろしければ、まだ時間があるので入っても良いですよ」


鷺沼さんの話を聞きながら、漸く私は現実を受け止めていた。

本当に私、和仁家のお屋敷に連れて来られたんだ……。そしてここに住むんだ……。そんな事、あり得ない。けど。

どうしたらこの状況から逃げ出せる? 鷺沼さんから。


「じゃあ行きましょう」


無表情でドアに向かって歩いていく鷺沼さんを見ながら、私は冷静に逃げ出す方法を考えた。

……お風呂に入るふりをして逃げるとか? でもそうしたら龍河さんは一人捕まったまま……。

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