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第16章 飼い猫

「やめっ……ああ……」


二人の髪先から零れる水滴。

狭い浴室に響き渡る喘ぎ声。

床に四つん這いにさせられ、後ろに片膝をついている龍河さんから性器を膣孔へ挿入されてから、ずっとよがり続ける私はまだ終わりが見えない。

「あっ、あっ、あっ……」

律動的に性器を抽送される度、中のざらりとした場所が擦り付けられ、いやらしく腰を突き上げる。

やっぱり私、言いなりだ。二人で髪と体を洗った後、すぐに龍河さんから言われた通り四つん這いになった。そして散々体を弄られると、嬉しそうにくわえ込んで。性器に吸い付くように、ぎゅっと締め付ける。

「こんなに欲しがっているくせに、よく俺に近付けないなんて言えたものだな」

真剣な声が耳に入ると、カアッと顔が熱くなった。