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冷血な獣
第17章 花嫁
「はぁっ……ぁ……んっ……」
お互いの伸ばした舌が絡み合う。
唾の音も吐息も遠慮なく響いて、鼓膜を支配する。
無我夢中で龍河さんの舌を舐めたり、吸ったりして、同時に自分の舌も同じ事をされ続け、どれぐらい経っただろう。
「……はぁ……はぁ……」
ちゅぱちゅぱと聞こえてくる唾液の音も、次第と私の喘ぎ声にかき消され始める。
自ら寝着であるシャツのボタンを外し、両手を龍河さんの首に回すと、龍河さんをベッドへ引き込んだ。
「……したいです……」
私の上へ覆い被さった龍河さんは私の言葉を聞くと、優しく微笑む。
「誰か来ても知らないが?涼太や鷺沼に見られても良いのか?」
「嫌です……見られたくな……っ、ぁ……」
そして私の下の寝着を剥ぎ取り、両足をM字に開かせると、下着の中へ右手を差し込んだ。
「ぁ……っ、ぁ……っ」
指の腹で捏ねられる蕾。既に蜜を纏った入口へ指を滑らせ、一度蜜を纏わせると、龍河さんはそのまま再び蕾を捏ね始める。