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冷血な獣
第4章 お見合い大作戦1
「えっ? 明日も仕事ですけど……」
問答無用で腕を引っ張られると、私はバーの椅子から立ち上がって。
そして無言のまま歩き出す龍河さんに、平常心を失う。
「龍河さん……!」
「ああ……悪い」
だけど急に龍河さんが立ち止まると、キョトンとした。
「いくらだ? これで足りるか?」
龍河さんはりょう君に質問しながら、財布からお札を差し出す。
「あの、多いですけど……」
恐る恐る答えるりょう君。
龍河さんはそのまま気にもとめず、再び私の手を引いて歩き出す。
「龍河さん……!」
本気でここに泊まる気なの……?
龍河さんの後をついていきながら、私は狼狽えるしかなかった。
問答無用で腕を引っ張られると、私はバーの椅子から立ち上がって。
そして無言のまま歩き出す龍河さんに、平常心を失う。
「龍河さん……!」
「ああ……悪い」
だけど急に龍河さんが立ち止まると、キョトンとした。
「いくらだ? これで足りるか?」
龍河さんはりょう君に質問しながら、財布からお札を差し出す。
「あの、多いですけど……」
恐る恐る答えるりょう君。
龍河さんはそのまま気にもとめず、再び私の手を引いて歩き出す。
「龍河さん……!」
本気でここに泊まる気なの……?
龍河さんの後をついていきながら、私は狼狽えるしかなかった。