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第9章 大団円

「なんか…今聞いた限りだと、とんでもない話だね、源氏物語って…」

「今の常識に当て嵌めるとね？」

「いや、当て嵌めなくても。それに嫌悪感を感じずに夢中になれる人たちがスゴイわ。で、ケイちゃんは、友達の彼女だったオンナと結婚するってあたりを指して似てるって言いたいんだろうけど、なんか一緒にして欲しくないわ…」

ケイちゃんは、ハハッと軽く笑って。

「ゴメンゴメン。ま、私も授業でやって、なんじゃそりゃって思ったから、ちょっとこの話したかっただけなんだ」

「なら良いけど。」

そこで寝ていた昌希が起き出し、その話は終わった。