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続・飼っていたペットに飼われています。
第4章 再び彼のお世話を始めます。②(サキ目線)

「……絶対だな?」
ようやくスイがそう口を開いた。
「いい曲歌って、テレビとかガンガン出て売れて、サニー賞のてっぺん獲ったらサキは絶対俺と結婚するんだな?」
「それができればね。」
「…わかったよ! 今の言葉絶対忘れんなよ。サニー賞獲った翌日に絶対籍入れるからな。覚えとけ、馬鹿!」
馬鹿はそっちでしょ…と思いながら、やっと本気になってくれたと安堵する。
パン! と手をひとつ叩いてヤスさんが拳を私の前に付きだして言う。
「よし、俺達はこれからサキちゃんに付いて世界一のパンクロックバンドになろう。」
「だね!」
「最高だ!」
「マミも協力する!」
「私も代表として頑張るわ。」
「……。」
その場にいた皆が集まり拳を合わせたのを確認すると、コウヘイさんが代表して声を出す。
「いいか? 今日から俺らの目標は…?」
「「「サニー賞!!!!」」」
声を揃えて拳を高く上げて叫んだ。
大丈夫! 私達なら必ずやれる!
この時の私はまだ、この先に待つ様々な不穏な空気に全く気づいていなかった。
ようやくスイがそう口を開いた。
「いい曲歌って、テレビとかガンガン出て売れて、サニー賞のてっぺん獲ったらサキは絶対俺と結婚するんだな?」
「それができればね。」
「…わかったよ! 今の言葉絶対忘れんなよ。サニー賞獲った翌日に絶対籍入れるからな。覚えとけ、馬鹿!」
馬鹿はそっちでしょ…と思いながら、やっと本気になってくれたと安堵する。
パン! と手をひとつ叩いてヤスさんが拳を私の前に付きだして言う。
「よし、俺達はこれからサキちゃんに付いて世界一のパンクロックバンドになろう。」
「だね!」
「最高だ!」
「マミも協力する!」
「私も代表として頑張るわ。」
「……。」
その場にいた皆が集まり拳を合わせたのを確認すると、コウヘイさんが代表して声を出す。
「いいか? 今日から俺らの目標は…?」
「「「サニー賞!!!!」」」
声を揃えて拳を高く上げて叫んだ。
大丈夫! 私達なら必ずやれる!
この時の私はまだ、この先に待つ様々な不穏な空気に全く気づいていなかった。

