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続・飼っていたペットに飼われています。
第10章 彼らと私の初収録。①【スイ目線】

楽屋を案内したADに「ありがとうございまーす!」と声をかけて扉を閉めたサキの背中にメンバーが戸惑った声を投げかける。
「サキちゃん…?」
「あの…?」
「今のキャラは…?」
背中を後ろに向けたまま声のトーンを戻して遮るようにサキが言葉を発する。
「皆さん、何も聞かないでください。これからの流れを説明します。」
空気を察して座った俺らの向かい側に腰掛けて、サキが台本を見せながら進行を淡々と説明していく。
「最初にトークコーナー、次に休憩を挟んで演奏タイムです。トークコーナーは前半が男性MCさんとのフリートークになります。お話上手なリョウさんとコウヘイさんを中心に進めて行きましょう。ヤスさんはたまに突っ込むくらいの感じで。スイはミステリアスなキャラだから振られるまで何も喋らなくていい。余計なこと言いそうだし。ここまではいいですか?」
「「「はい。」」」
これまでと違うサキの空気に押されてメンバー全員が背筋を伸ばして答える。
「サキちゃん…?」
「あの…?」
「今のキャラは…?」
背中を後ろに向けたまま声のトーンを戻して遮るようにサキが言葉を発する。
「皆さん、何も聞かないでください。これからの流れを説明します。」
空気を察して座った俺らの向かい側に腰掛けて、サキが台本を見せながら進行を淡々と説明していく。
「最初にトークコーナー、次に休憩を挟んで演奏タイムです。トークコーナーは前半が男性MCさんとのフリートークになります。お話上手なリョウさんとコウヘイさんを中心に進めて行きましょう。ヤスさんはたまに突っ込むくらいの感じで。スイはミステリアスなキャラだから振られるまで何も喋らなくていい。余計なこと言いそうだし。ここまではいいですか?」
「「「はい。」」」
これまでと違うサキの空気に押されてメンバー全員が背筋を伸ばして答える。

