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真愛~美女と野獣より・孤独な王子と黄色い薔薇の物語~
第4章 真実の愛に気づく瞬間

翌朝、ロザリナは大学前のアパートメントを出て、いつものように街並み保存地区に向かっていた。今日は午後から講義が幾つかあるので、それらに出席さえすれば良い。午前中は似顔絵描きに精を出すつもりだ。
いつも自転車で来て、以前住んでいた雑居ビルの裏に置かせて貰っている。そこからはもう歩いてすぐだ。自転車を停め、デイパックを担いで石畳の道を歩いていると、すれ違う人たちがいつになくジロジロとこちらを見るのに気付いた。
いつも自転車で来て、以前住んでいた雑居ビルの裏に置かせて貰っている。そこからはもう歩いてすぐだ。自転車を停め、デイパックを担いで石畳の道を歩いていると、すれ違う人たちがいつになくジロジロとこちらを見るのに気付いた。

