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真愛~美女と野獣より・孤独な王子と黄色い薔薇の物語~
第4章 真実の愛に気づく瞬間

「そんなはずがないでしょ。芸能人や有名人ならともかく、私のような一般人が週刊誌だなんて。また冗談で私をからかっているのね」
「冗談なら良いがな」
サイモンはロザリナの軽口には取り合おうとせず、耳許に口を寄せた。
「水くさいじゃないか。ローズのところにちょくちょく来ていたあのイケメンの彼氏、皇太子殿下だったんだろ? いや、儂もどこかで見たことがある顔だとは思っていたんだが、まさか皇太子殿下だとはな」
「冗談なら良いがな」
サイモンはロザリナの軽口には取り合おうとせず、耳許に口を寄せた。
「水くさいじゃないか。ローズのところにちょくちょく来ていたあのイケメンの彼氏、皇太子殿下だったんだろ? いや、儂もどこかで見たことがある顔だとは思っていたんだが、まさか皇太子殿下だとはな」

