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第7章 合コンに誘われて

すかさず姫が、

「専務、お優しいですね？

変なことされないように

気を付けますわ。ほほほ」

彩香は、みんな綺麗だから

変なことされることもあるかもね？

なぁ～んて他人事のように、思っていた。

それが、現実自分に起こるなんて

その時は知るよしもなかった。

「みなさんお綺麗だから、大変ですね？」

なぁ～んて、ぽろっと言ったら、

専務が、

「何言ってるの？

高梨さんだって気を付けるんだよ！

分かった？」

「ハハハハハ

専務、私は大丈夫ですよ！

私のことなんて、誰も相手にしませんから！」

専務は、情けない顔で

「そんなこと無いんだよ！

女の子なんだから、気を付けなさい！

分かった？いいね？」

「分かりました。

ご心配ありがとうございます。」

姫は、面白くなかった。

いくら、私に直接言うのが

恥ずかしいからって、

おデブの高梨に言わなくてもねぇ？

まだまだポジティブな山崎恵だった。

他の合コンメンバー達は、

姫が、専務に、相手にされてないのは

一目瞭然！分かっていた。

本人だけが気付いてないのを、

滑稽に思っていた。

面白い反面、気づいた時に、

荒れ狂うんじゃないかと、

当たり散らされるんだろうと、

顔を見合わせて顔面蒼白になっていた。