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第13章 専務に抱き締められて

「自分の事は、自分が一番分かってます！

自分がデブで、モテないって分かってます！

桐生先生は、山崎恵さんを

凝らしめたかっただけで

私の事なんて本当は何とも思ってないって、

分かってます！

いちいち言わなくっても分かってるのに、

私は、美味しいイタリアンを

食べに行っただけ！

男漁りに行った訳じゃ無いんです！」

止めどなく涙が溢れた。

専務は、悲しそうに

「それは違うよ！

聖夜は、山崎恵さんを凝らしめたかったのは

本当だと思う。でもね、俺には分かる！

聖夜は、彩香に惚れたんだよ！

それは間違いない！」