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第23章 真の愛は本物だと信じてる？？？

「私は、ずっと真を愛しています。

この気持ちを知られてはいけないと

誰にも気づかれないように、

気をつけてきました。

自分の気持ちを表すことに慣れてなくて

どう表現したら良いのか分からないんです。

私の心は真でいっぱいなんですけど、

愛しています。本当に愛しているんです。

愛すれば、愛するほど、怖くて、

逃げ出したくなってしまうんです。

普通の恋人同士のように、心も体も結ばれたい！

でも、私の裸を目の当たりにしたら、

真は、萎えてしまうんじゃないか？

どうしても怖くて、怖くて、ごめんなさい。

真の愛を信用できないのじゃない！

私が、真に愛されてる私を信用できないの！」

涙がポロポロ ポロポロこぼれ落ちた。

真は、どうして、これ程自信を持てないのか、

俺の愛し方が足らないのか？

いっそのこと、押し倒して、抱いてしまおうか？

成功すれば良い。でも今より傷つけてしまっては

きっと彩香は、立ち直れないだろう？

「彩香、愛してるよ！信じてもらえないかなぁ？」

「俺だって、彩香に愛されてる

自信なんて無いよ！彩香には、俺なんかより

相応しい男がいるんじゃないか？って

思うことがあるよ」悲しそうな顔で呟いた。