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第26章 真と遼太

「最近になって、二人っきりで話せる

機会ができたんです。チャンスだと思いました。

彩香の闇の正体が分からなければ、

救い出す事は出来ないですからね？

色々話すうちに、自分の容姿に凄いコンプレックスを

持ってる事が分かりました。

『おデブだから嫌われる』

『おデブだから、誰かを愛してはいけない！』

『おデブだから、クリエイティブな仕事を

するのは無理！』

何かにつけて、『私なんて』とか、

『一緒に居ると迷惑が掛かる』とか、

ネガティブな言葉が、次から次へとよくも

出てくるなってばかりに、言っては泣くんです。」