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おデブが愛されちゃダメですか?
第28章 100本の薔薇に思いを込めて
隼人は、ちょうど客も居なかったことだし、

closeの札を表に出して、表の電気も消した。

自分には、バーボンのソーダ割りを入れて

聖夜の隣に座った。

「乾杯」カチ~ン!

「話してみろよ!」

聖夜は、ぽつぽつと話し出した。

「俺、理想の女性を見つけた。」

「ホォ~!良かったじゃないか?

それで、何で項垂れてるんだ?」

聖夜は、
バーボンのダブルロックを一気に飲み干した。

「おかわり」

隼人は、やれやらって思いながらも

又バーボンダブルロックで入れてやった。

「ありがとう」

隼人は、優しく笑った。

「一目惚れだったんだ!

金曜日、うちのドクター達に頼まれて

渋々合コンに行ったんだ。」

聖夜は、じっとバーボンを見つめて話していたから、

隼人が、驚いているのに気がつかなかった。

『あちゃー!!!まさか?真の彩香ちゃんかよ?

ありゃりゃ!マジか?こんなことあるかよぉ~!』
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