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おデブが愛されちゃダメですか?
第38章 桐生聖夜が、来ちゃいました。
真剣な顔をしながら、彩香に向かって

歩いて来る真を、顔を強ばらせて

ただ見つめる事しかできない彩香だった。

「彩香、お待たせ。」

彩香は、黙ったまま首を横に振った。

「彩香?聞いてほしい事があるんだ。」

「・・・何だか、聞きたくない感じがする・・・」

「そんなこと言わずに聞いて?」

「何?話して?」

「隼人がね・・・・・」

「隼人さんがどうかしたの?」

「うん・・・聖夜にばれたって言ってきた。」

ガタガタガタ彩香が震えだした。

真は、直ぐに抱き締めて、「大丈夫!大丈夫だよ?」

彩香は、うんうんと頷くのがやっとだった。
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