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第39章 ショールームで新展開

あっという間に時間がたった。

専務が、「高梨さん、行こうか？」

「ハイ、準備できました。」

二人は、一緒に車に乗った。

「緊張してる？深呼吸してごらん？

君なら大丈夫。自分を信じなさい。

絶対に気に入られるからね🎵」

運転席からは見えない位置で、

真は彩香の手を握った。

彩香も、真の手を握り返した。

あっという間にショールームにやって来た。

林部長は、先に来ていた。

専務と彩香の醸し出す雰囲気が、

何か嫌な気持ちにさせた。それでもまだ

専務と彩香が、恋人同志だとは考えてもなかった。

林の目から見て、二人は不釣り合いだったからだ。

自分と彩香が、付き合ってる未来を想像して

ニタニタするのが、この頃の楽しみである🎵

彩香に、全然相手にされてない事に

全然気づかない、鈍感なヤツだった。