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おデブが愛されちゃダメですか?
第40章 だだっ子真の出張
彩香は、後ろ髪を引かれる思いで専務室を後にした。

林部長が、イライラしながら彩香の帰りを

待っているなんて思いもせずに、

いそいそ商品開発部に戻っていった。

「只今戻りました。」

林部長が駆け寄り「遅かったね?何してたの?」

「ヘェッ?何って?柳小路邸の事に

決まってるじゃないですか?」

彩香は、さっさと自分のデスクを片付け出していた。

「あれ?高梨さん、もう帰るの?」

「イメージが湧いてきたので、

帰って続きをしたいと思います。」

「そう、・・・そうなんだ・・・・・」

林部長は、仕事を家ですると言われては、

就業時間も終わってるのに、何も言えなかった。

自分は、彩香が戻って来ないから、

仕事が手につかなくて残してしまっていた。

残業間違いなしの状態だった。(-_-;)

「お先に失礼します。」ペコッ頭を下げてから、

そそくさと商品開発部を後にした。
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