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if…─もしも、ちーちゃんが女子高校生だったら…
第1章 もしも、ちーちゃんが女子高校生だったら…
「ッ…せん…せ、ィ…
…誰か…ハ、ァ…
きちゃ……ぅンンッ───!!」
─閉ざされた神聖なる密室でのイケナイ秘め事。
「ダっメ…、あっ…」
その白衣の下の本当の貴方の姿は、アタシだけが知っている。
「……誰もこないよ」
「で…も…ッ─」
優しく制服を乱す指先に、肌をなぞる唇…
緩められたネクタイに開いた襟もとの隙間からは同世代とは違う大人のいい香りがする。
「それとも、もう診察は…
ここでお仕舞いか…?」
─耳を愛撫するのは低くて甘い掠れ声に、アタシを見下ろすのはどこか挑発的な瞳…
それはまるで、始めからアタシの返事などもうすでに知っているとでもいうかのように、妖しく迫る。
「ほら、返事は…?」
「……い…や…」
─アタシの声に、いつも先生の着ている白衣が床に落ちる。
そして…
「やめないで、先生…」
重なる体温にキシリと啼いたベッドの白が、淫らに波打った。