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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第36章 母親からの援助

兄は母親の実の息子だ。10数年も会っていないが、我が子の事を忘れた時などないだろう。オレは母親に兄と会った事を伝えた。
「夕方、ちょっとブラブラ外に出たんだけど、その時にアニキと偶然会ったんだよ」
母親は少し驚いた様子で
「アニキ?まさか達也の事?あの子と会ったの?」
オレはさっきから兄の事で胸の中のモヤモヤをかき消すかのように、兄と会い、会話の内容を話した。
「そう、あの子お父さんが亡くなったショックがまだ離れられないのね…」
「確かアニキが小さい時に離ればなれになったって言うけど、それからアニキとは1度も会ってないの?」
オレは母親がアニキの事を聞かされた事は1度もなかった。
そんな素振りさえ見せず、兄という存在すらいないかのように母親はオレに接してくれた。
「何度も会ったことはあるわ。だってアタシの実の息子よ。あ、亮輔だって実の息子よ、アタシにとっては」
更に母親はオレをきつく抱き締めた。
「夕方、ちょっとブラブラ外に出たんだけど、その時にアニキと偶然会ったんだよ」
母親は少し驚いた様子で
「アニキ?まさか達也の事?あの子と会ったの?」
オレはさっきから兄の事で胸の中のモヤモヤをかき消すかのように、兄と会い、会話の内容を話した。
「そう、あの子お父さんが亡くなったショックがまだ離れられないのね…」
「確かアニキが小さい時に離ればなれになったって言うけど、それからアニキとは1度も会ってないの?」
オレは母親がアニキの事を聞かされた事は1度もなかった。
そんな素振りさえ見せず、兄という存在すらいないかのように母親はオレに接してくれた。
「何度も会ったことはあるわ。だってアタシの実の息子よ。あ、亮輔だって実の息子よ、アタシにとっては」
更に母親はオレをきつく抱き締めた。

