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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第50章 僕が社長になります

「鴨志田さんと言いましたね。
古賀とはいつ、どこで貴女とお会いして、このようなお話しをされたのですか?」
何か引っかかる、沢渡は鴨志田にその事を聞いてみた。
「実は私、古賀社長とは大学時代の先輩後輩という間柄なのです。
卒業して、久しくお会いしてませんでしたが、つい先日、古賀社長が私の勤務先、経営コンサルタントの事で相談にいらっしゃった時に偶然お会いしたのです。
それから連絡を取り合うようになって、あくまでもプライベートなお付き合いで、飲みに行ったりしました。
最初はこの話を持ちかけられた時、私はお断りしました。
でも、何度も古賀社長は是非ウチに来て欲しいと言われて…
それで私、返事を保留したのですが、その矢先に今回のような件がありまして。
古賀社長は達也さんを連れてよく私と食事をしたりして何度か顔を合わせております。
で、今回の古賀社長の失踪の話を達也さんから直接聞きました。
達也さんは大変母思いで、会社の事も随分とご心配なさってます。
この件がきっかけというわけではありませんが、私は御社で今まで培ってきた経験を活かし、いつ古賀社長が戻ってきてもいいように、いや、戻ってきた時は更に大きくなった会社を見てもらいたい為にお引き受けしました」
鴨志田はキリッとした知性溢れるメガネの奥に光る目力で、沢渡に訴えかけた。

