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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第61章 死に場所

そこで見つけたのは、整備士の見習いで、寮完備と記載されていた。
バイクや車にそれほど興味はないが、住む所と働く為に背に腹は代えられない。
亮輔はその整備士の見習い募集の所に面接に行った。
が、しかし、履歴書には家族が記入されてない事を問われ、事情を説明したが、身元が解らない少年を雇ってくれるはずもなく、不採用となった。
そこで亮輔が見つけたのは、登録制の派遣会社で、週払いや日払いも可能という事で、その派遣会社に登録した。
ビジネスホテルから集合場所に行き、その日その時によって勤務場所も職種も日替わりだったが、それでも亮輔は毎日のように連絡して、明日はここに行ってくれ、明後日はこの場所に行ってくれと伝えられ、それでも亮輔は住むために、食うために働いた。
その僅かな日当も、宿泊費だけですぐに無くなってしまう。
切り詰めたギリギリの生活で亮輔の心は限界に近づいてきた。
(アニキはどこにいるんだ、オフクロも行方が解らない、どうすりゃいいんだオレは…)
バイクや車にそれほど興味はないが、住む所と働く為に背に腹は代えられない。
亮輔はその整備士の見習い募集の所に面接に行った。
が、しかし、履歴書には家族が記入されてない事を問われ、事情を説明したが、身元が解らない少年を雇ってくれるはずもなく、不採用となった。
そこで亮輔が見つけたのは、登録制の派遣会社で、週払いや日払いも可能という事で、その派遣会社に登録した。
ビジネスホテルから集合場所に行き、その日その時によって勤務場所も職種も日替わりだったが、それでも亮輔は毎日のように連絡して、明日はここに行ってくれ、明後日はこの場所に行ってくれと伝えられ、それでも亮輔は住むために、食うために働いた。
その僅かな日当も、宿泊費だけですぐに無くなってしまう。
切り詰めたギリギリの生活で亮輔の心は限界に近づいてきた。
(アニキはどこにいるんだ、オフクロも行方が解らない、どうすりゃいいんだオレは…)

