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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第105章 瓜田という男の存在

オレは調子に乗りすぎた。
仕事をすれば必ず100万単位の小遣いを貰った。
最初はこんなに貰っていいものかと驚いた。
だが、それに慣れてくるうちにオレの金銭感覚は麻痺していった。
100万以下の金なんて金だと思わなかった。
10万はオレにとっては1000円ぐらいの価値としか見ていなかった。
以前も何度か大金を手にした経験はあった。
だが、当時は兄や鴨志田のようにはなりたくないと思い、出来るだけ金を得ても使わないようにしていた。
それが今となっては、あの二人と大して変わらない愚かな人間になってしまった。
あの二人のような最期は遂げたくない。
オレは部屋を出て、美容室へ行った。
ホスト風の茶髪のロン毛を短くカットし、黒く染め直した。
翌日オーナーのマンションに入り、今までの非礼を詫びた。
ブランド物で身を固めた服装もシルバーアクセサリーも外し、デニムにパーカー、スニーカーという当初のスタイルでリビングのソファーに座っているオーナーに深々と頭を下げた。
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仕事をすれば必ず100万単位の小遣いを貰った。
最初はこんなに貰っていいものかと驚いた。
だが、それに慣れてくるうちにオレの金銭感覚は麻痺していった。
100万以下の金なんて金だと思わなかった。
10万はオレにとっては1000円ぐらいの価値としか見ていなかった。
以前も何度か大金を手にした経験はあった。
だが、当時は兄や鴨志田のようにはなりたくないと思い、出来るだけ金を得ても使わないようにしていた。
それが今となっては、あの二人と大して変わらない愚かな人間になってしまった。
あの二人のような最期は遂げたくない。
オレは部屋を出て、美容室へ行った。
ホスト風の茶髪のロン毛を短くカットし、黒く染め直した。
翌日オーナーのマンションに入り、今までの非礼を詫びた。
ブランド物で身を固めた服装もシルバーアクセサリーも外し、デニムにパーカー、スニーカーという当初のスタイルでリビングのソファーに座っているオーナーに深々と頭を下げた。
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