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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第112章 オーナーが…

変だ。今日は荷物を持ってくるから一緒に手伝ってくれると言ったのに、不在でしかも中々帰って来ない。
オーナーの部屋に入ってみた。
ベッドはシーツや布団が乱れていた。
常にキチンとしているのに、まるでセックスをした後のようにシーツや布団が乱れている。
几帳面なオーナーは必ずシーツ1つにしても、シワの無いキレイな状態に直していた。
枕もベッドの下に置いてある。
一体何があったのだろうか?
オーナーのスマホに電話を掛けてみた。
【お掛けになった番号は、電波の届かない場所にあるか、電源が入ってない為、かかりません】
…通じない。
段々と不安になってきた。
窓は開けっ放し、ベッドは乱れたまま、おまけに連絡がつかない。
…そういえば、オレはまだオーナーの名前を聞いてなかった。
養子になろうとしているオレに一切名前を明かさない。
郵便物に名前は書いてないだろうか…

