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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第119章 キャバ嬢だらけの合コン…

「なぁんだよ、古賀ぁ」
コイツ、もう酔ってんのか?
「約束の一時間経ったぞ。オレ帰るから」
「えっ、古賀くん帰るの?なんで~?」
コイツ何て言ったっけ?ナツか。
「酒飲めないヤツがここにいても面白くないでしょ?」
オレは席を立った。
「え~、もうちょっといてよ~、いいでしょ?」
ナツがオレの腕を掴んで無理矢理座らせようとしていた。
…何だ、こりゃ?
とにかく言い訳考えて早めに帰ろう。
「悪いけど、オレ金無いから。じゃ、そういう事で」
再び席を立ったが、またもやナツがオレを座らせようとした。
「いいじゃん、お金なんか無くても!古賀くんの分は私が持つから!だから座れっ、古賀!」
何?ナメてんのかコイツ?
「女に金出してまでいるなんて出来るかっ!」
オレは財布の中身を見た。
六千円しかない。
痛い出費だ…
そこから二千円をテーブルに置いて、席を立った。
アホらしい…お陰で今晩の飯は無しだ!
「お金なら私が出すって言ってんじゃん!だから座れっての!」
コイツはウザイ。
マジ、視界から消えて欲しい。
「お、おい、いいだろもう少しいたって…」
山下も引き留めようとするが、オレは雰囲気が大のニガテだ。
「明日も仕事なら無理言っちゃダメじゃん!」
右の馬面がフォローしてくれた。
「ダ~メ!最後までいなさい!いい?返事は?…キャッ!何すんのよ!」
オレは残りのウーロン茶をナツの頭にぶっ掛けた。
「ちょっと、酷すぎない?今のって!」
女達はやんややんやと喚きためる。
「あ~、ナツの服汚れてしまったじゃない!どうしてくれんのよ!弁償しなさいよ!」
真ん中の豚うるせーぞ!
「いいの、私が悪いんだから…古賀くん、ゴメンね。でももう少しいてくれる?」
ウーロン茶をぶっかけた事もあるし、とりあえずは席に着いた。
何なんだ、この女達は?

