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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第130章 オレに関わってはいけない

「高校の教師をしてるって事は、こっちに来て大学に通ったって事?」
もうちょい聞いてみよう。
「じゃないの?だって先生になるぐらいだから大学に行かないとなれないでしょ?」
そりゃそうだが…ナツはどこまで姉の事を知ってるんだろうか?
「それってお母さんから聞いた話?」
「…うん。お母さんと、施設の所長っての?その人にはよく連絡してたみたい。
お姉ちゃんにとっては親みたいな存在だから」
「だったら、興信所にでも頼んでみたらどう?そういうのも引き受けてくれると思うよ」
「…いや、実は1度興信所に行って調べて欲しいって以来したんだけど、費用がかなり高くて。じゃあ自分で探してみようって思ってキャバクラに勤めたの」
「え?姉ちゃん探すのにキャバクラ?ちょっと意味解んないんだけど」
何故にキャバクラなのか。
皆目見当がつかない。
「ああいう店ってね、ケッコーお堅い人が来るの。勿論、学校の先生もね。だから上手く話を聞いて、少しでも情報を得ようとして働いたのがキャバクラってワケ」
そんなんで情報聞き出せるもんなのか?よっぽど話が上手いと聞き出せないようなもんだ。
「んで、何か情報を得たワケ?」
「…古賀くん、さっきから何度もお姉ちゃんの事聞いてるけど、もしかして知ってるの?」

