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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第24章 本当の出生
オレは夕方過ぎに家に帰り、借金返済の為、母親に協力してもらう事を鴨志田に告げた。
「古賀くん…ありがたい話だけどそれは申し訳ないわ。だってあなたのお母さんには全く関係の無い事だし…」
鴨志田は借金をチャラに出来るから喜んでくれるかと思ったら、意外にも不安そうな顔をしていた。
「先生、もうこれしか返す方法はないんだよ、だから一緒にオフクロの所へ行こう」
少し間を置いて、鴨志田は頷いた。
そして休日にオレは鴨志田を連れて母親の下へ向かった。
心なしか鴨志田の表情が暗い。それは借金を肩代わりしてくれるという申し訳無さからくるものだとオレは思っていた。
そしてマンションの前に着き、いつものようにオートロックのエントランスで部屋番号を押して呼び出した。
【はい】
「オレだけど、連れてきたよ」
【…わかったわ】
オートロックのドアを解除し、母親のいる部屋の前まで来た。チャイムを押すと、いつもは下着姿の母親が珍しく服を着てオレと鴨志田を中へ招き入れた。
だが、次の日瞬間、母親は鴨志田に思いっきりビンタをかました。
パシーンという音をして鴨志田の眼鏡が吹っ飛んだ。
「何いきなりビンタなんてすんだよ!」
オレは床に落ちていた鴨志田の眼鏡を拾った。
「よくもノコノコとここへ来たもんね。それに借金までして」
「古賀くん…ありがたい話だけどそれは申し訳ないわ。だってあなたのお母さんには全く関係の無い事だし…」
鴨志田は借金をチャラに出来るから喜んでくれるかと思ったら、意外にも不安そうな顔をしていた。
「先生、もうこれしか返す方法はないんだよ、だから一緒にオフクロの所へ行こう」
少し間を置いて、鴨志田は頷いた。
そして休日にオレは鴨志田を連れて母親の下へ向かった。
心なしか鴨志田の表情が暗い。それは借金を肩代わりしてくれるという申し訳無さからくるものだとオレは思っていた。
そしてマンションの前に着き、いつものようにオートロックのエントランスで部屋番号を押して呼び出した。
【はい】
「オレだけど、連れてきたよ」
【…わかったわ】
オートロックのドアを解除し、母親のいる部屋の前まで来た。チャイムを押すと、いつもは下着姿の母親が珍しく服を着てオレと鴨志田を中へ招き入れた。
だが、次の日瞬間、母親は鴨志田に思いっきりビンタをかました。
パシーンという音をして鴨志田の眼鏡が吹っ飛んだ。
「何いきなりビンタなんてすんだよ!」
オレは床に落ちていた鴨志田の眼鏡を拾った。
「よくもノコノコとここへ来たもんね。それに借金までして」