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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第143章 苦痛な舌技

それともう1つ、ナツは家にいるとき、一切携帯をいじらない。
フツーの女ならば、四六時中スマホを弄っているが、ナツに限っては、1度もスマホを手にしたことがない。
おまけにテレビも無く、常に部屋の中はシーンとしていて、カーテンはどんな時でも閉まったままだ。
一体オレがここに来る前はどうやって過ごしていたのだろうか。
ちょっと変わったヤツなのか、少し病んでるところがあるのか、全く解らない。
ただ、1つだけ言えるのは、ナツは秘密主義という女であることには違いない。
人を信用しないという考えはオレと一緒だ。
だが、何かが違う。
オレも人を信用しないが、特に隠し事という事はあまり無い。
そりゃ多少の隠し事はある。
だが、ナツは警戒心が強すぎるのか、過去に父親に犯され、護身用として常に携帯していたナイフで父親を刺し、傷害事件になったが、正当防衛という事で罪は問われなかった。
それと児童養護施設に預けられてるという姉がいる、という事。
その姉は鴨志田の事だが、ナツはそれまで1度も鴨志田と会ったことは無いという。
冷静に考えてみると、それは少し不自然じゃないだろうか?
母親がガンで亡くなる数日前に姉の存在を知ったというが、もし鴨志田が児童養護施設にいたとしても、母親がガンで余命幾ばくも無いとなれば、1度ぐらいは病院を訪ねるのではないか?
フツーの女ならば、四六時中スマホを弄っているが、ナツに限っては、1度もスマホを手にしたことがない。
おまけにテレビも無く、常に部屋の中はシーンとしていて、カーテンはどんな時でも閉まったままだ。
一体オレがここに来る前はどうやって過ごしていたのだろうか。
ちょっと変わったヤツなのか、少し病んでるところがあるのか、全く解らない。
ただ、1つだけ言えるのは、ナツは秘密主義という女であることには違いない。
人を信用しないという考えはオレと一緒だ。
だが、何かが違う。
オレも人を信用しないが、特に隠し事という事はあまり無い。
そりゃ多少の隠し事はある。
だが、ナツは警戒心が強すぎるのか、過去に父親に犯され、護身用として常に携帯していたナイフで父親を刺し、傷害事件になったが、正当防衛という事で罪は問われなかった。
それと児童養護施設に預けられてるという姉がいる、という事。
その姉は鴨志田の事だが、ナツはそれまで1度も鴨志田と会ったことは無いという。
冷静に考えてみると、それは少し不自然じゃないだろうか?
母親がガンで亡くなる数日前に姉の存在を知ったというが、もし鴨志田が児童養護施設にいたとしても、母親がガンで余命幾ばくも無いとなれば、1度ぐらいは病院を訪ねるのではないか?

