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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第24章 本当の出生
オレは父親が生前、母親が勤務先の社長との間に出来た子供がオレだと聞かされたんだぞ。
「この女の正体は広瀬紗栄子、そしてあの人との間に出来た子供が亮輔、あなたなのよ」
何が何だかサッパリわからない、頭の中で整理がつかない。
「オレの親はアンタじゃないのか!」
「どうして?アタシはあなたの育ての親よ。まさか実の息子と近親相姦なんてできっこないでしょ?ねぇ、紗栄子さん」
「…」
鴨志田は無言のままだった。
「どういう事だ、オレは誰の子供なんだよ!」
「だからさっきからその女の子供だって言ってるでしょ」
母親は鴨志田を見下ろしながら煙を吐いた。もくもくと白い煙が蛍光灯に雲がかかったように漂っていた。
「亮輔、あなたはね、この女とあの人との間に生まれた子なの」
あの人って、父親か?嘘だろ?だってオレは父親から母親は社長の秘書兼愛人だって聞かされたのに…
「お父さんがどう言ったかは知らないけど、この女との間に生まれたのが亮輔なの、わかった?」
わかった?と言われてハイ、そうですかと納得出来るワケがない。
オレとしては順を追って話をして欲しい。
今のままじゃ頭の中がこんがらがって理解できるはずがない。
母親は鴨志田と父親との関係から話を始めた。
当時、兄の達也の子育てに専念していた母親に隠れて父親は当時、大学生で夜はキャバクラで働いていた鴨志田と深い関係をもった。
そして鴨志田が妊娠したと判った時、父親は堕ろすように言われたが、鴨志田は産むといい、母親を交えて3人で話し合った。
「この女の正体は広瀬紗栄子、そしてあの人との間に出来た子供が亮輔、あなたなのよ」
何が何だかサッパリわからない、頭の中で整理がつかない。
「オレの親はアンタじゃないのか!」
「どうして?アタシはあなたの育ての親よ。まさか実の息子と近親相姦なんてできっこないでしょ?ねぇ、紗栄子さん」
「…」
鴨志田は無言のままだった。
「どういう事だ、オレは誰の子供なんだよ!」
「だからさっきからその女の子供だって言ってるでしょ」
母親は鴨志田を見下ろしながら煙を吐いた。もくもくと白い煙が蛍光灯に雲がかかったように漂っていた。
「亮輔、あなたはね、この女とあの人との間に生まれた子なの」
あの人って、父親か?嘘だろ?だってオレは父親から母親は社長の秘書兼愛人だって聞かされたのに…
「お父さんがどう言ったかは知らないけど、この女との間に生まれたのが亮輔なの、わかった?」
わかった?と言われてハイ、そうですかと納得出来るワケがない。
オレとしては順を追って話をして欲しい。
今のままじゃ頭の中がこんがらがって理解できるはずがない。
母親は鴨志田と父親との関係から話を始めた。
当時、兄の達也の子育てに専念していた母親に隠れて父親は当時、大学生で夜はキャバクラで働いていた鴨志田と深い関係をもった。
そして鴨志田が妊娠したと判った時、父親は堕ろすように言われたが、鴨志田は産むといい、母親を交えて3人で話し合った。