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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第157章 命を懸けた頭脳戦

「アイツは幼い子供と一緒で、オモチャに夢中になって遊んで飽きたら壊す。
で、また新しいオモチャで遊んでまた壊す、その繰り返しだな」
「仰る通りです。子供が悪さしたら、叱ってやるのが大人の役目ですからね」
「…大人の役目か…」
そう言うと弁護士は席を立った。
「その時は連絡してくれ。いつでも用意は出来るよう準備はしておく」
「ではまたお伺い致します」
弁護士は店を出た。
沢渡は1人バーに残り、静かにグラスを傾けていた。
「母親に似たのか、それともどこかで歪んでしまったのか…」
千尋も達也と一緒で狂気に満ちた面を持っている。
ある日いつものようにベッドを共にした際、千尋はとんでもない事を沢渡にお願いした。
「…ねぇ、沢渡さん。今度亮輔も入れて3人でヤリたいわ、ダメかしら?」
「亮輔くん?何故亮輔くんを?」
「…実はね。私亮輔とも関係を持ってるの」
「お前は何を言ってるのか解ってるのか?仮にもお前は亮輔くんの母親だぞ!それを3人でだと?お前のやってる事は近親相姦なんだぞ、解ってるのか!」
「それがどうしたの?私はヤリたくなったから亮輔と関係を持ったの…」
「それじゃ亮輔くんはお前のオモチャじゃないか!」
「でも不思議と飽きないのよね、あの子と何度も肌を合わせても…だから沢渡さんさえ良ければ亮輔も交えてヤッてみない?」
「お前は狂ってる。決してしてはいけない事をしてるんだぞ、亮輔くんはお前のオモチャじゃないんだ!」
あの時も狂気に満ちた妖しい目をしていた。
達也は千尋の悪い部分の血を引いてしまったのか?
独占欲が強く、本能のままに行動する。
そして飽きたら粉々になるまで壊す。
いくら19の未成年とはいえ、達也はあまりにも踏み込んでは行けない領域に入ってしまった。
いずれ破滅するタイプだろう。
だが、我々大人がそろそろ躾をしなきゃオモチャは次々と遊んでは壊していく。
歯止めが効かなくならないうちに始末するのが1番の方法だ。
千尋が失踪したのも、達也の手によって消された可能性が高い。
その次は亮輔を狙い、最終的には自分がターゲットにされると予感した。
沢渡と達也、親子程の年が離れた者同士の命を懸けた頭脳戦がこの時から始まっていたのだ。
で、また新しいオモチャで遊んでまた壊す、その繰り返しだな」
「仰る通りです。子供が悪さしたら、叱ってやるのが大人の役目ですからね」
「…大人の役目か…」
そう言うと弁護士は席を立った。
「その時は連絡してくれ。いつでも用意は出来るよう準備はしておく」
「ではまたお伺い致します」
弁護士は店を出た。
沢渡は1人バーに残り、静かにグラスを傾けていた。
「母親に似たのか、それともどこかで歪んでしまったのか…」
千尋も達也と一緒で狂気に満ちた面を持っている。
ある日いつものようにベッドを共にした際、千尋はとんでもない事を沢渡にお願いした。
「…ねぇ、沢渡さん。今度亮輔も入れて3人でヤリたいわ、ダメかしら?」
「亮輔くん?何故亮輔くんを?」
「…実はね。私亮輔とも関係を持ってるの」
「お前は何を言ってるのか解ってるのか?仮にもお前は亮輔くんの母親だぞ!それを3人でだと?お前のやってる事は近親相姦なんだぞ、解ってるのか!」
「それがどうしたの?私はヤリたくなったから亮輔と関係を持ったの…」
「それじゃ亮輔くんはお前のオモチャじゃないか!」
「でも不思議と飽きないのよね、あの子と何度も肌を合わせても…だから沢渡さんさえ良ければ亮輔も交えてヤッてみない?」
「お前は狂ってる。決してしてはいけない事をしてるんだぞ、亮輔くんはお前のオモチャじゃないんだ!」
あの時も狂気に満ちた妖しい目をしていた。
達也は千尋の悪い部分の血を引いてしまったのか?
独占欲が強く、本能のままに行動する。
そして飽きたら粉々になるまで壊す。
いくら19の未成年とはいえ、達也はあまりにも踏み込んでは行けない領域に入ってしまった。
いずれ破滅するタイプだろう。
だが、我々大人がそろそろ躾をしなきゃオモチャは次々と遊んでは壊していく。
歯止めが効かなくならないうちに始末するのが1番の方法だ。
千尋が失踪したのも、達也の手によって消された可能性が高い。
その次は亮輔を狙い、最終的には自分がターゲットにされると予感した。
沢渡と達也、親子程の年が離れた者同士の命を懸けた頭脳戦がこの時から始まっていたのだ。

