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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第172章 めんどくせえ女だ!
そもそもナツも鴨志田と一緒で利用するために手を組んだだけの関係に過ぎない。
だが、達也はそう思っても、ナツはそんな事は思っていない。
いずれ二人の間に子どもが出来て家庭を築く…
犯罪者だからそんな事は出来っこない、そんな事はよく解っている、でもほんの僅かな時間でもいいから、幸せな家庭を築きたい、ナツは達也を愛している。
「…めんどくせぇ…」
達也はボソッと呟いた。
「…えっ、何?」
「めんどくせえんだよ…ったく何だってそういう考えしか出来ねえのかなぁ…」
「何、どういう事?」
達也の顔つきが変わった。ナツは背筋がゾッとする程の殺気に満ちた顔…
「いいよ、お前が出ていかないんなら、オレが出ていく…じゃあな」
「待って、達っちゃん!」
「達っちゃん、達っちゃんって馴れ馴れしいんだよ、テメーはっ!何、恋人気取りしてんだよ?テメーとは同じ目的で手を組んだだけの関係なんだよ!解ったか、オラァ!」
物凄い剣幕にナツは何も言えなかった。
そして達也はナツのもとを離れて過ごした。
ナツは達也を追いかけたが、既に達也はコリアンタウンを出て、次に潜伏する場所を探しに彷徨っていた。
それから二人の関係は途絶えた…
あれから7年、ナツは高級キャバクラ店に勤め、常に指名の数がトップ3に入る程の人気キャバクラ嬢として活躍していた。
達也はその間、色々な場所を転々としながら亮輔と沢渡を始末する機会を伺っていた。
その二人が偶然にも夜の繁華街でバッタリと会う事になるのだか、達也はこの空白の期間、殺人鬼と変貌していった。
だが、達也はそう思っても、ナツはそんな事は思っていない。
いずれ二人の間に子どもが出来て家庭を築く…
犯罪者だからそんな事は出来っこない、そんな事はよく解っている、でもほんの僅かな時間でもいいから、幸せな家庭を築きたい、ナツは達也を愛している。
「…めんどくせぇ…」
達也はボソッと呟いた。
「…えっ、何?」
「めんどくせえんだよ…ったく何だってそういう考えしか出来ねえのかなぁ…」
「何、どういう事?」
達也の顔つきが変わった。ナツは背筋がゾッとする程の殺気に満ちた顔…
「いいよ、お前が出ていかないんなら、オレが出ていく…じゃあな」
「待って、達っちゃん!」
「達っちゃん、達っちゃんって馴れ馴れしいんだよ、テメーはっ!何、恋人気取りしてんだよ?テメーとは同じ目的で手を組んだだけの関係なんだよ!解ったか、オラァ!」
物凄い剣幕にナツは何も言えなかった。
そして達也はナツのもとを離れて過ごした。
ナツは達也を追いかけたが、既に達也はコリアンタウンを出て、次に潜伏する場所を探しに彷徨っていた。
それから二人の関係は途絶えた…
あれから7年、ナツは高級キャバクラ店に勤め、常に指名の数がトップ3に入る程の人気キャバクラ嬢として活躍していた。
達也はその間、色々な場所を転々としながら亮輔と沢渡を始末する機会を伺っていた。
その二人が偶然にも夜の繁華街でバッタリと会う事になるのだか、達也はこの空白の期間、殺人鬼と変貌していった。