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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第183章 シリアルキラー達也
殺戮を楽しむ達也をこのまま野放しにしておくのは危険だ、ソンヒョクは今ここで達也を消すしか無い、それもこれも、この道に誘った自分が悪かったのだ、と。
そして達也を葬った後、この仕事を辞めよう、そう考え、達也が帰ってくるのを待っていた。

「お前のやってる事は通り魔と一緒だ…そんなに人を殺したきゃオレが相手になってやる。
さぁ、リングに上がってこい!何でもありのノールール、文字通りのデスマッチだ、これなら文句は無いだろ」

ソンヒョクは全身から殺気を漲らせていた。

「そいつぁ面白えな…ノールールってこたぁ、何使ってもいいんだよな?」

達也はリング下で銃口をソンヒョクに向けた。しかもサイレンサー付きの拳銃だ。

「…テメー、いつの間に銃なんて手に入れた」

ソンヒョクは銃を持っていない。
となると、別のルートから仕入れてきた、しかもこのコリアンタウン以外の場所で。

「ノールールだろ?オレはこれで殺り合うぜ…アンタ銃向けられても平気なんだろ?だったらこれで殺ろうぜ」

狂喜に歪んだ顔、人を殺す事に悦びを得たサイコパス。
達也は殺人マシーンと化していた。

「どうした?銃を向けられてビビったか?」

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