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こんな日は抱いて欲しい
第12章 無敵のモリマン伝説?

 「いろんな客が居るよ。
まぁ、確かに胸を張って言える仕事じゃないよ。
でもさ、もし性欲溜まっても、抱く女が身近に居なければ、風俗頼るしかないじゃん?
そこら辺に歩いている女を無理矢理押し倒したら犯罪なんだよ?」

 「あっ、確かに」

 「僕も黒歴史背負った男なんで、モテない男の気持ちは良く分かります。
女性に触れたいのに、それが叶わない遠い場所に居たら……手を伸ばして届く場所で願いを叶えたくなりますね……」

 「でしょ?
私らの仕事は必要なんだよ。
でもね、彼は言ったんだ。
『金を払わなきゃ、一生抱く事がないほど高嶺の花の女が目の前に居たら、逆に縮こまんねーか?』って。
田舎から出てきたあんちゃん丸出しで言うの。
だから、割切りって楽しんじゃえばって言ったの。
私は整形してるから綺麗なんだし、整形で作った借金を払う為に風俗で働く、転落ギャルなんだからってさ〜って。

 そしたら、彼が言うの。
『あんたをバカな女と言う人も居るだろ。でも俺は、自分の為にそんだけの金を掛けて綺麗になって、ちゃんと返済していてプロ意識のある女、嫌いじゃねーよ!』って言うの。
キュンとしちゃった!それに一目見た時から好みだったしぃ〜♡」

 
 『人によってキュンポイントが違うのも、改めて知りました……』
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