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こんな日は抱いて欲しい
第2章 レディースコミックしちゃう?
「ねぇ、あの日さ……
もし、俺が真由ちゃん口説いていたらどうだったかな?」
「ハッ?」
「じゃあ、酔ったついでにぶっちゃけるとさ……
俺、真由ちゃん狙いだったんだ……」
「えっ?」
「瑛太がさ……譲ってくれって耳打ちしてきたから」
「ヤダ〜、翔君ったら、いきなり……」
これ、レディースコミック的な展開じゃね?
で・も・よ……あの時は、正直、翔君より瑛太の方が好みで私は舞い上がってたんだよねぇ~
だってさ、瑛太は歯並びが良くて、笑顔がイケてんだなぁ〜。
少し長めの茶髪がチャラさを醸し出していたんだけど、そ・れ・で・も、下半身が疼くほど超好みだったのさ……。
翔君と千紗も仲良くしていたし、己の性に素直になって、自ら望んでお持ち帰りもされましたぁ〜
この際、ビッチでも構わない!
この男とヤりたいとばかりに、盛りのついたメス犬化しました。
尻尾を振って喜びましたよ。
ヤってみて、相性も良くて、ハマって地獄も見てきましたが、それは自業自得ですわな。
20歳を過ぎても、見た目通りのチャラ男で、親の脛にかじりついたニート。
デートはいつもパチンコ。
互いの財布がスカンスカンの空っぽになるまでパチ台にしがみつき、打ちましたよ。
『こんなんじゃ、ダメ!』
何度、心が叫び声を上げ、ブレーキ、いや、イエロカード、レッドカードを出した事か……。
恋に溺れたバカ女にはそんな声は右から左。
も・は・や、転落寸前まで堕ちまするぅ〜