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第19章 こんな日があるから女は輝くの

　「来週はお友達と約束があるんだよね？」

　「うん。久々にマブダチと会ってくるね」

　「寂しいけど、マブダチも大事だよ。
来週は早穂ちゃんとチョコミントの彼女の連載に向けて準備しとくね。
締め切りを守るのもプロの仕事だし」

　「うんうん」

　「真由子、愛してます」

　「私も。
千紗の事だからドタキャンも有り得るけどね、そしたらリュウのとこに来ていい？
お仕事の邪魔はしないから」

　「締め切り前は、僕も神経擦り減らしてるから、エッチ出来ないかもよ？」

　「もう〜！！でもそれも寂しいかな？」

　「エッチだな。真由子は」

　「リュウもね」

　「僕はね、こう見えてもエロいんだよ」

　「それ、知ってる〜」




　　笑い合って、安心しきって、甘い甘いシチュエーションの中で幸せな自分が居た。

　
ーー
ー

　幸せを見失い、諦めた頃にリュウに出会えた。

　そして、私をもう一度女に戻してくれた。

　恋をすると変われるような気がした。

　大好きな人のとっておきの女になりたいから、余計に張り切るんじゃないの？