この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
こんな日は抱いて欲しい
第1章 彼氏いない歴 1年
「ごめんね。
真由子〜
彼氏がさぁ、急に仕事が早く終わって会えないかっていうから………
真由子との約束もあったし、真由子にも会いたかったんだよ!
でも、彼氏とさ……ここんとこ喧嘩ばかりだったから冷たくも出来ないんだよね~」
全然悪そうに聞こえない友人の声。
ショッピングして、ご飯食べながら飲みに行くはずの約束を一月前からしてんのに、電話一本で簡単に断ってくる。
女の友情なんて、薄っぺらぁ〜
「あっ、うん、いいよぉ〜
彼氏優先させなよぉ………」
「ホント、ごめん」
声、裏がってんじゃねーよ!
安心してんじゃねーよ!
簡単に許して貰って、電話切ったら男んとこすっ飛んでいく気だべ?
超見え見えなんだよ!
「私の事は気にしなくていいよ」
言い訳を長々聞いてられるほど優しくないんだよ!
こっちがブチ切れる前に電話切れよ!
「ホント、ごめん。
ショッピングはまた今度行こうね!
真由子の好きなもの奢るからさ!
じゃね」
「うん、またね」
あぁ〜チョ〜うざいわぁ!
男ばっか優先する女って!
今に友達居なくなるからな!
バーカ!