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こんな日は抱いて欲しい
第3章 カモ〜ン

 ドアが開かれたら、激しく抱き合うの!
深夜ドラマ系な展開よ!

 どちらともなく、唇を求めてしまう。
【チュ……チュチュ……チュウ………】的なリップ音が部屋に木霊し始めるわ。

 翔君、耳元で甘く囁くの。

 『俺はずっと前から真由とこうなりたかった』

 そう、私の事を初めて真由と呼び捨てで呼ぶ。
もう、キスで距離を縮められてるから、ノープロブレムよ!

 『あっ、うっ、翔くぅ…ん……んっ……うぅ…………』

 キスで上手く喋らせて貰えないじゃな〜い。

 耳朶に唇添えて、息を吹きかけてくれ!!
 
 『ハァハァ』

 『フゥ〜ン』


 全身の力が抜けてゆく〜
支えて、支えて、あなたの胸元に抱き寄せて!
ギュッとするの。
理性なんて、パーンと吹き飛ばして、男と女の時間が……

 上手にワンピースの背中のファスナー外して!!

 フワッと足元に落ちて〜

 真っ赤な上下の下着がお目見え。

 恥じらいアピール、エロ漫画の王道系。
『キャッ』と呟き、両手で胸元隠していい?

 で、で、翔君はその胸元を優しく払うの。

 『綺麗だよ、真由』

 そう言って、抱きしめちゃうんだよ!

 もう、こっからは少し強引リード系よ!

 NOなんて言えなくして〜
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