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こんな日は抱いて欲しい
第1章 彼氏いない歴 1年
ひとり暮らしの休日は、誰とも話さないで終わってしまう事もある。
あっ、千紗と電話で話したっけ。
コンビニやファーストフードの店員と会話したとこで、カウントしちまったらかなりヤバイ。
押し寄せる孤独の波が………
私を惨めにさせてゆく……。
『化粧をすればそれなりだ』
と、思う。
日本中の地域ごとにグループを持つアイドルの中に居ても、許して貰えるくらいのレベルは保ってる。
総選挙では発表されるくらいには及ばないだろうが、ひっそりと目立たず、地方公演予備軍くらいは熟せるはずよ?
性格はバラエティー向きだと思うが……。
全く……世の中の男は何処に目ん玉ぶら下げてんだか?
ぶら下げんのは○ンコだけにしとけよ!
って、えげつない事、心ん中で呟く私はかなりの寂しん坊。
かまってちゃんと思われたくないがばかりに、辛抱強くなっちまった。
休みの日にこのまま部屋で過ごすのもイヤだ。
多分、スマホ片手に何時間でも居られる。
誰とも喋る事なく、またエッチな漫画や官能小説を見て、オナ2回戦目突入なんて……イ・ヤ・だ!
どんだけ寂しさ通り越して飢えてんだよ?
勢いで出会い系にまでアクセスして、成り行きセックスを楽しむビッチにだって成り下がる危機感。
いや自信もあるよ?
ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ!ヤバイって!!